スタートまでの長い道のり

スタートまでの長い道のり

靴の製造をする場所が見つかり、いよいよサービスのスタート準備をと、意気込み取り掛かろうとしたのですが、その後様々な出来事が起こり、進みを妨げることなりました・・。

 

1、海外赴任

メインのメンバーが、その当時の仕事で海外赴任をすることに・・。

新規事業を進めるにあたり、やはり距離の壁は想像以上に大きく、大事な時期に密なコミュニケーションができなくなってしまったたために、プロダクトデザインの進捗が、結果半年以上滞ることとなりました。

 

 2、本業からの圧迫

システムのエンジニアとして動いていたメンバーも、本業の仕事が大変な状態となり、システム構築も前に進まない毎日。

結果、そのメンバーはチーム離脱を余儀なくされてしまいました・・。

 

 3、窓口の方の退職

さらにその後、宮城興業様の我々の窓口の方が独立され、我々のプロジェクト自体がその方を窓口として進んでいたために、この話自体が振り出しに戻ってしまいました。

窓口の方の独立は、とても喜ばしいことではありましたが、

kutsulabにとっては、後任の担当者の方との調整に手間取り、なかなか前に進まないもどかしい日々。

結果、プロジェクトを振り出しから進めるまでに2年ほどを要することになってしまいました。

 

そんな中でも、腐らず、靴の素材探しや、木型の微調整、試作を作り、システム構築を模索する日々。

 

中底パターン

いつか必ずスタートできる日が来ると思いながら、ずっと諦めることなく少しずつ前に進めていきました。

 

そして、どうにかこうにか、去年の年明けぐらいに、ようやくサービスインできそうになったと、喜んでいたその時、

 

新型コロナウィルスの脅威が襲いかかってきました。

 

飲食業界が大打撃を受けたのと同じように、

ファッション業界についても、人々がお出かけしなくなってしまったため、大打撃を受けることとなりました。

宮城興業様も、例外なく打撃を受け、OEMでの受注生産の売り上げがほぼなくなってしまうという状態に・・・。

新規事業ができる状態ではないと、またもやペンディングとなってしまいました・・。

 

今もまだ、ウィルスの脅威は収まる気配を見せません。

人々の移動が引き続き制限される中、ファッション業界は、まだまだ苦しい状況が続いています。

そんな中、ずっと待たせてしまったからと、本当に苦しいところを1つずつ前に進ませながら、昨年の後半から今年中盤までに生産する体制を作っていただけたこと、工場の方々には本当に感謝の言葉しかありません。

 

そして、本当にいろんな方々の協力があり、1歩ずつ進めていきながら、ようやく、初夏に実施したクラウドファンディングを経て、7月4日にショップのサイトをオープンできることとなりました。

 

スタートラインに立つまでに、本当に長い時間がかかってしまったこと、

もちろんもっといろいろと早くやれるやり方もあったのかもしれませんが、

長い時間をかけて、遠回りしたなりの形で、自分たちのこだわりを詰めて、今、ここで、皆様にお見せできているのかなと思っております。

 

新しいことを実現するために必要なことはたった一つ、それは諦めないことだと思っています。

諦めない限り、形は変ろうとも、実現する可能性は残り続けます。

 

まだまだスタートラインに立ったばかりですが、

お客様のお出かけに、少しでも寄り添って役立てるプロダクトやサービスが、これからも作れるように、

精進できればと考えています。

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