kutsulablog:クツラブログ

ポップアップストア(パターンオーダー会)の開催について

ポップアップストア(パターンオーダー会)の開催について

kutsulab初のポップアップストア(パターンオーダー会)を開催することになりました。今日のブログはそのご連絡になります!   「お出かけをもっと楽しくする革靴」をビジョンに、パターンメイド革靴「tieniコレクション」のECサービスを2021年夏よりスタートしたkutsulabですが、このたびリアルに商品を手に取って頂ける場として、今月、2日間限定でポップアップストアを出店することとなりました!   「実際の靴のカタチやデザインはどうなんだろう?」「革やソールはどんなものがあるの?実物を確認したい」といったご意見に応えるため、今回のポップアップでは全デザインの革靴、および革・ソールの全パーツをご覧いただける準備を進めております。また来店された方には、kutsulab自社開発の足サイズ測定器を使用して、サイズ計測のサポートをさせていただく予定です。   ぜひこの機会のお立ち寄りを、メンバー一同お待ちしております!   ◆◇◆ ポップアップストア詳細 ◆◇◆ 出店日:2月19日(土)・20日(日) 時間:9:00-18:00 (両日とも) 場所:タタタハウス (旧 タカノ洋品店)内 東京都世田谷区等々力2丁目18 https://goo.gl/maps/mZJWKbEzaQCKiP9CA (アクセス)東急大井町線、尾山台駅より徒歩3分 ◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆   ※新型コロナウィルスの動向により、予定が変更になる可能性があります。  

ポップアップストア(パターンオーダー会)の開催について

kutsulab初のポップアップストア(パターンオーダー会)を開催することになりました。今日のブログはそのご連絡になります!   「お出かけをもっと楽しくする革靴」をビジョンに、パターンメイド革靴「tieniコレクション」のECサービスを2021年夏よりスタートしたkutsulabですが、このたびリアルに商品を手に取って頂ける場として、今月、2日間限定でポップアップストアを出店することとなりました!   「実際の靴のカタチやデザインはどうなんだろう?」「革やソールはどんなものがあるの?実物を確認したい」といったご意見に応えるため、今回のポップアップでは全デザインの革靴、および革・ソールの全パーツをご覧いただける準備を進めております。また来店された方には、kutsulab自社開発の足サイズ測定器を使用して、サイズ計測のサポートをさせていただく予定です。   ぜひこの機会のお立ち寄りを、メンバー一同お待ちしております!   ◆◇◆ ポップアップストア詳細 ◆◇◆ 出店日:2月19日(土)・20日(日) 時間:9:00-18:00 (両日とも) 場所:タタタハウス (旧 タカノ洋品店)内 東京都世田谷区等々力2丁目18 https://goo.gl/maps/mZJWKbEzaQCKiP9CA (アクセス)東急大井町線、尾山台駅より徒歩3分 ◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆   ※新型コロナウィルスの動向により、予定が変更になる可能性があります。  

グッドイヤーウェルテッド製法について

グッドイヤーウェルテッド製法について

靴の製法と聞いて、ピンとくる方、知ってるよという方は、100%靴好きです🤗 お客様に靴の製法の話をする際、きちんとその話題を返してくれる方は、よく靴を知っていらっしゃる方に間違いありません。 基本的に靴の製法については、ほとんどの方は1つも知らないですし、ほとんどの人は興味の無い、世間的には全く知られていない情報だと思います。 しかしながら、靴は製法によって特徴が色々と変わり、それが履き心地にも、靴の持ちやメンテナンスのしやすさにつながったりします。 代表的なものでも5、6種類の製法があって、それがそれぞれの用途によって使い分けながら、靴が作られているということを知ると、靴というのは歴史のある奥の深いものなんだなということがわかってくるのです。 今回のブログでは、その製法全部を書くと長くなってしまいますので、  tieniコレクションで使っている製法、グッドイヤーウェルテッド製法について、書きたいと思います。   グッドイヤーウェルテッド製法は、19世紀後半ぐらいに、アメリカのグッドイヤーさんという方が確立した製法です。 ハンドソーンウェルテッドという、中底の裏に凹凸を彫ってリブにし、そこにウェルトを縫い付けるという昔ながらの製法を、機械で行うことができるように改良した製法で、手縫いしかできなかった部分を機械で行うことができるようになったことから作業が劇的に早くなったと言われています。   グッドイヤーウェルテッド製法は中底のリブを、彫る代わりに接着剤で裏に貼り付けるのが特徴です。 そのリブに甲革、裏革、ウェルト(靴の周りにぐるっと回される細長い革)を縫い付けます。       この周りにぐるっと一周したウェルトを使って、下の底の部分を縫い付けて靴を完成させていきます。 写真でわかる通り、リブの内側、中央部分にくぼみができますのでそこにコルクを詰めます。 コルクは底との間のクッションの役目になります。       では、なぜtieniコレクションはこの製法の靴にしたのか。   この製法の大きな特徴の1つに、靴の上の部分と底の部分を完全に分離させて分解できるという特徴があります。   靴は上の部分と底の部分では”持ち”が全然違います。(当たり前ですが・・) なので、靴の修理=ほぼ底の修理なのですが、 この点でグッドイヤーウェルテッド製法の上記の特徴が発揮することになり、 靴を分解して底を分けて新しく交換できることが可能になるため、...

グッドイヤーウェルテッド製法について

靴の製法と聞いて、ピンとくる方、知ってるよという方は、100%靴好きです🤗 お客様に靴の製法の話をする際、きちんとその話題を返してくれる方は、よく靴を知っていらっしゃる方に間違いありません。 基本的に靴の製法については、ほとんどの方は1つも知らないですし、ほとんどの人は興味の無い、世間的には全く知られていない情報だと思います。 しかしながら、靴は製法によって特徴が色々と変わり、それが履き心地にも、靴の持ちやメンテナンスのしやすさにつながったりします。 代表的なものでも5、6種類の製法があって、それがそれぞれの用途によって使い分けながら、靴が作られているということを知ると、靴というのは歴史のある奥の深いものなんだなということがわかってくるのです。 今回のブログでは、その製法全部を書くと長くなってしまいますので、  tieniコレクションで使っている製法、グッドイヤーウェルテッド製法について、書きたいと思います。   グッドイヤーウェルテッド製法は、19世紀後半ぐらいに、アメリカのグッドイヤーさんという方が確立した製法です。 ハンドソーンウェルテッドという、中底の裏に凹凸を彫ってリブにし、そこにウェルトを縫い付けるという昔ながらの製法を、機械で行うことができるように改良した製法で、手縫いしかできなかった部分を機械で行うことができるようになったことから作業が劇的に早くなったと言われています。   グッドイヤーウェルテッド製法は中底のリブを、彫る代わりに接着剤で裏に貼り付けるのが特徴です。 そのリブに甲革、裏革、ウェルト(靴の周りにぐるっと回される細長い革)を縫い付けます。       この周りにぐるっと一周したウェルトを使って、下の底の部分を縫い付けて靴を完成させていきます。 写真でわかる通り、リブの内側、中央部分にくぼみができますのでそこにコルクを詰めます。 コルクは底との間のクッションの役目になります。       では、なぜtieniコレクションはこの製法の靴にしたのか。   この製法の大きな特徴の1つに、靴の上の部分と底の部分を完全に分離させて分解できるという特徴があります。   靴は上の部分と底の部分では”持ち”が全然違います。(当たり前ですが・・) なので、靴の修理=ほぼ底の修理なのですが、 この点でグッドイヤーウェルテッド製法の上記の特徴が発揮することになり、 靴を分解して底を分けて新しく交換できることが可能になるため、...

靴のサイズについて

靴のサイズについて

靴のサイズは、洋服のサイズよりも繊細です。 足は、動きが激しく全体重が掛かる体の中で一番負荷の高い箇所で、 靴の構造も、その動きを考えて空間が作られ、また歩行を支えるために締める部分を設けているので、 足長のサイズが0.5cmでも違うと、違和感を感じ、ブカブカだったり、当たって靴擦れを起こしたりすることになります。   靴のサイズは、JIS規格で定められています。 しかしながら、実際には靴メーカーで独自に決めている場合もあり、同じサイズ表記でも、買ったブランドによってサイズが合わなかったりすることはしばしば起こります。  その木型のデザインやコンセプトなど、また、どのように靴を見せたいかなどでも、少しサイズのバランスや展開を靴メーカー独自に崩して、お客様に展開します。 ですので、お客様は、「自分の足のサイズはxxだ」と認識されていることがほとんどですが、実はブランドによって、合うサイズは異なったりするのです。 ちなみに私の例ですが、スニーカーは26.5-27cmを履きますが、kutsulabの靴は25.5のEEがぴったりです。 なので、結論としては靴は試し履きをきちんとしてから買ったほうがいいということになります。   しかしながら、kutsulabはオンライン専業です。   初めてのお客様に試しで履いていただく機会は、今のところ全くないといっていい。 この問題は、私たちにとってとても大きな壁でした。   「お客様のサイズをちゃんと把握した上で靴を作り、お客様全員に対して、満足のいくサイズの靴をご提供したい。」 これが私たちkutsulabにとっての、サイズに対する”ゴール”です。   ではこれを実現するためにどうすればいいのか。 悩んで作ったのがペーパークラフトの足測定ツールです。 kutsulabの靴のサイズ展開に合わせて作ったツールで、 お客様自身に測っていただき、申告をいただいた上で、その計測結果を元にきちんとコミュニケーションしてから、サイズを確定して製作する。 まずはその方法で、オーダーの際、足のサイズ決定に不安がないようにしています。   しかしながら、そうしていても、なかなか実際に履いてみるとサイズが大きいなどのご意見も、たまに頂きます。 そのような場合、きちんと足測定器で出た数値を申告されていない事が一つの原因としてあります。   靴には、捨て寸という、足先の余裕のためのスペースが設けられています。動作が大きく、負荷も大きい足にとって、靴の捨て寸は足に必要な”余裕”です。...

靴のサイズについて

靴のサイズは、洋服のサイズよりも繊細です。 足は、動きが激しく全体重が掛かる体の中で一番負荷の高い箇所で、 靴の構造も、その動きを考えて空間が作られ、また歩行を支えるために締める部分を設けているので、 足長のサイズが0.5cmでも違うと、違和感を感じ、ブカブカだったり、当たって靴擦れを起こしたりすることになります。   靴のサイズは、JIS規格で定められています。 しかしながら、実際には靴メーカーで独自に決めている場合もあり、同じサイズ表記でも、買ったブランドによってサイズが合わなかったりすることはしばしば起こります。  その木型のデザインやコンセプトなど、また、どのように靴を見せたいかなどでも、少しサイズのバランスや展開を靴メーカー独自に崩して、お客様に展開します。 ですので、お客様は、「自分の足のサイズはxxだ」と認識されていることがほとんどですが、実はブランドによって、合うサイズは異なったりするのです。 ちなみに私の例ですが、スニーカーは26.5-27cmを履きますが、kutsulabの靴は25.5のEEがぴったりです。 なので、結論としては靴は試し履きをきちんとしてから買ったほうがいいということになります。   しかしながら、kutsulabはオンライン専業です。   初めてのお客様に試しで履いていただく機会は、今のところ全くないといっていい。 この問題は、私たちにとってとても大きな壁でした。   「お客様のサイズをちゃんと把握した上で靴を作り、お客様全員に対して、満足のいくサイズの靴をご提供したい。」 これが私たちkutsulabにとっての、サイズに対する”ゴール”です。   ではこれを実現するためにどうすればいいのか。 悩んで作ったのがペーパークラフトの足測定ツールです。 kutsulabの靴のサイズ展開に合わせて作ったツールで、 お客様自身に測っていただき、申告をいただいた上で、その計測結果を元にきちんとコミュニケーションしてから、サイズを確定して製作する。 まずはその方法で、オーダーの際、足のサイズ決定に不安がないようにしています。   しかしながら、そうしていても、なかなか実際に履いてみるとサイズが大きいなどのご意見も、たまに頂きます。 そのような場合、きちんと足測定器で出た数値を申告されていない事が一つの原因としてあります。   靴には、捨て寸という、足先の余裕のためのスペースが設けられています。動作が大きく、負荷も大きい足にとって、靴の捨て寸は足に必要な”余裕”です。...

靴の中敷にある靴マーク👞の意味

靴の中敷にある靴マーク👞の意味

tieniコレクションの革靴の中敷には、革靴のアイコンの刻印が押されています。 普通、革靴の中敷にはそのブランドのロゴが刻印されます。 なので、普通であればtieniコレクションの革靴には、 「tieni collection」とか「kutsulab」とかが刻印されるはずなのですが、   それを、あえてお客様が選んだ革靴デザインのアイコン👞にしています。    これは、単純に可愛いなということで決めたというのもありますが、 もう一つ、以下に書く、今のファッションに対する、アンチテーゼの意味合いも持っています。   ----- ・ ファストファッション ファストファッションはファッションを面倒なものにしてしまった面があります。 自分をファッションで表現したり、自分の好きなものを見つけるのが本当に面倒だなと思う方には、ファストファッションは安価で便利なものですが、 一方、多様なファッションに出会い、楽しむ機会を減少させてしまっているような気がしています。   ・ 受け身のファッション ファッションは、消費者にとっては実は1つ1つはとても受け身なものなんだと感じています。 なぜならファッションはそれを身に付ける人がデザインをしているわけでは無く 限られた選択肢から選択しているに過ぎないからです。   ・ ブランドというバイアス ファッションにはブランドのバイアスがあります。 ブランドそのものに絶対的な価値があり、 人々はそれを得ることで承認欲求を満たします。 そこには、物本来の価値がブランドを含めた価値と比べて、解離していることが多い気がしています。 -----   そういったことの、ほんの少しばかりのアンチテーゼとして、1足1足丁寧に刻印を入れています。...

靴の中敷にある靴マーク👞の意味

tieniコレクションの革靴の中敷には、革靴のアイコンの刻印が押されています。 普通、革靴の中敷にはそのブランドのロゴが刻印されます。 なので、普通であればtieniコレクションの革靴には、 「tieni collection」とか「kutsulab」とかが刻印されるはずなのですが、   それを、あえてお客様が選んだ革靴デザインのアイコン👞にしています。    これは、単純に可愛いなということで決めたというのもありますが、 もう一つ、以下に書く、今のファッションに対する、アンチテーゼの意味合いも持っています。   ----- ・ ファストファッション ファストファッションはファッションを面倒なものにしてしまった面があります。 自分をファッションで表現したり、自分の好きなものを見つけるのが本当に面倒だなと思う方には、ファストファッションは安価で便利なものですが、 一方、多様なファッションに出会い、楽しむ機会を減少させてしまっているような気がしています。   ・ 受け身のファッション ファッションは、消費者にとっては実は1つ1つはとても受け身なものなんだと感じています。 なぜならファッションはそれを身に付ける人がデザインをしているわけでは無く 限られた選択肢から選択しているに過ぎないからです。   ・ ブランドというバイアス ファッションにはブランドのバイアスがあります。 ブランドそのものに絶対的な価値があり、 人々はそれを得ることで承認欲求を満たします。 そこには、物本来の価値がブランドを含めた価値と比べて、解離していることが多い気がしています。 -----   そういったことの、ほんの少しばかりのアンチテーゼとして、1足1足丁寧に刻印を入れています。...

お出かけしたくなる靴

お出かけしたくなる靴

kutsulabのファーストブランド、tieniコレクションの靴のコンセプトは 「お出かけしたくなる靴」 です。   その靴を見ると、つい出かけたいと思ってしまうような靴。 どういう靴がそうなるのか、その答えを考えて詰め込んだのがtieniコレクションの靴になります。   では、必要な要素は何かというと。。   その答えの1つの解が「革靴」です。 「スニーカーやパンプスの靴だって出かけたいと思えるような靴になると思う」 はい、もちろんそうだとは思うのですが、 革靴だからこその特徴があり、その特徴が「お出かけしたい靴」において大事なものだという思いから、 kutsulabは革靴にこだわっているのです。   1つに、革には可塑性(かそせい)という性質があります。 難しい言葉ですが、要は「いい感じに馴染んでくれる性質」のことを言います。 履き続けると、段々と馴染んで自分の足に合ってくる感覚は、革靴ならではの感覚で、履き慣れたその靴は、そのオーナーの足の形に合った靴へと変化していきます。   また1つに、革には経年変化という性質があります。 きちんと手入れをしていけば、だんだんと色が濃くなり、落ち着いた雰囲気に変化していきます。それがその革靴の味となり、履いているオーナーの靴として、唯一無二のものになります。 使い続けるとみすぼらしくなりやすい靴より、より味が出る靴の方が履いてて嬉しくなるはずです。   また1つに、革靴は、修理しやすい製法が確立されており、tieniコレクションの靴はその製法でのみ作られています。 せっかく味が出てきて、自分の足に合った靴でも、底がすり減ってくると履き心地も落ちて、見た目も徐々にみすぼらしくなってきます。 新しい靴を買うのも1つの喜びではありますが、自分が育てた、履き心地の良い靴を長持ちさせて使い続けるのも、また喜びの一つです。 修理がしやすい靴というのは、長いことお気に入りを使い続けるためには大事なことだと思っています。     そういった革靴を、自分の好きな色や靴底を選べて、お出かけのスタイルに合わせることができるようにすることで、「お出かけしたくなる靴」により近づいていくんじゃないかという思いで、パターンオーダーという形にて提供しているのが、tieniコレクションの革靴になります。...

お出かけしたくなる靴

kutsulabのファーストブランド、tieniコレクションの靴のコンセプトは 「お出かけしたくなる靴」 です。   その靴を見ると、つい出かけたいと思ってしまうような靴。 どういう靴がそうなるのか、その答えを考えて詰め込んだのがtieniコレクションの靴になります。   では、必要な要素は何かというと。。   その答えの1つの解が「革靴」です。 「スニーカーやパンプスの靴だって出かけたいと思えるような靴になると思う」 はい、もちろんそうだとは思うのですが、 革靴だからこその特徴があり、その特徴が「お出かけしたい靴」において大事なものだという思いから、 kutsulabは革靴にこだわっているのです。   1つに、革には可塑性(かそせい)という性質があります。 難しい言葉ですが、要は「いい感じに馴染んでくれる性質」のことを言います。 履き続けると、段々と馴染んで自分の足に合ってくる感覚は、革靴ならではの感覚で、履き慣れたその靴は、そのオーナーの足の形に合った靴へと変化していきます。   また1つに、革には経年変化という性質があります。 きちんと手入れをしていけば、だんだんと色が濃くなり、落ち着いた雰囲気に変化していきます。それがその革靴の味となり、履いているオーナーの靴として、唯一無二のものになります。 使い続けるとみすぼらしくなりやすい靴より、より味が出る靴の方が履いてて嬉しくなるはずです。   また1つに、革靴は、修理しやすい製法が確立されており、tieniコレクションの靴はその製法でのみ作られています。 せっかく味が出てきて、自分の足に合った靴でも、底がすり減ってくると履き心地も落ちて、見た目も徐々にみすぼらしくなってきます。 新しい靴を買うのも1つの喜びではありますが、自分が育てた、履き心地の良い靴を長持ちさせて使い続けるのも、また喜びの一つです。 修理がしやすい靴というのは、長いことお気に入りを使い続けるためには大事なことだと思っています。     そういった革靴を、自分の好きな色や靴底を選べて、お出かけのスタイルに合わせることができるようにすることで、「お出かけしたくなる靴」により近づいていくんじゃないかという思いで、パターンオーダーという形にて提供しているのが、tieniコレクションの革靴になります。...

スタートまでの長い道のり

スタートまでの長い道のり

靴の製造をする場所が見つかり、いよいよサービスのスタート準備をと、意気込み取り掛かろうとしたのですが、その後様々な出来事が起こり、進みを妨げることなりました・・。   1、海外赴任 メインのメンバーが、その当時の仕事で海外赴任をすることに・・。 新規事業を進めるにあたり、やはり距離の壁は想像以上に大きく、大事な時期に密なコミュニケーションができなくなってしまったたために、プロダクトデザインの進捗が、結果半年以上滞ることとなりました。    2、本業からの圧迫 システムのエンジニアとして動いていたメンバーも、本業の仕事が大変な状態となり、システム構築も前に進まない毎日。 結果、そのメンバーはチーム離脱を余儀なくされてしまいました・・。    3、窓口の方の退職 さらにその後、宮城興業様の我々の窓口の方が独立され、我々のプロジェクト自体がその方を窓口として進んでいたために、この話自体が振り出しに戻ってしまいました。 窓口の方の独立は、とても喜ばしいことではありましたが、 kutsulabにとっては、後任の担当者の方との調整に手間取り、なかなか前に進まないもどかしい日々。 結果、プロジェクトを振り出しから進めるまでに2年ほどを要することになってしまいました。   そんな中でも、腐らず、靴の素材探しや、木型の微調整、試作を作り、システム構築を模索する日々。   いつか必ずスタートできる日が来ると思いながら、ずっと諦めることなく少しずつ前に進めていきました。   そして、どうにかこうにか、去年の年明けぐらいに、ようやくサービスインできそうになったと、喜んでいたその時、   新型コロナウィルスの脅威が襲いかかってきました。   飲食業界が大打撃を受けたのと同じように、 ファッション業界についても、人々がお出かけしなくなってしまったため、大打撃を受けることとなりました。 宮城興業様も、例外なく打撃を受け、OEMでの受注生産の売り上げがほぼなくなってしまうという状態に・・・。 新規事業ができる状態ではないと、またもやペンディングとなってしまいました・・。   今もまだ、ウィルスの脅威は収まる気配を見せません。...

スタートまでの長い道のり

靴の製造をする場所が見つかり、いよいよサービスのスタート準備をと、意気込み取り掛かろうとしたのですが、その後様々な出来事が起こり、進みを妨げることなりました・・。   1、海外赴任 メインのメンバーが、その当時の仕事で海外赴任をすることに・・。 新規事業を進めるにあたり、やはり距離の壁は想像以上に大きく、大事な時期に密なコミュニケーションができなくなってしまったたために、プロダクトデザインの進捗が、結果半年以上滞ることとなりました。    2、本業からの圧迫 システムのエンジニアとして動いていたメンバーも、本業の仕事が大変な状態となり、システム構築も前に進まない毎日。 結果、そのメンバーはチーム離脱を余儀なくされてしまいました・・。    3、窓口の方の退職 さらにその後、宮城興業様の我々の窓口の方が独立され、我々のプロジェクト自体がその方を窓口として進んでいたために、この話自体が振り出しに戻ってしまいました。 窓口の方の独立は、とても喜ばしいことではありましたが、 kutsulabにとっては、後任の担当者の方との調整に手間取り、なかなか前に進まないもどかしい日々。 結果、プロジェクトを振り出しから進めるまでに2年ほどを要することになってしまいました。   そんな中でも、腐らず、靴の素材探しや、木型の微調整、試作を作り、システム構築を模索する日々。   いつか必ずスタートできる日が来ると思いながら、ずっと諦めることなく少しずつ前に進めていきました。   そして、どうにかこうにか、去年の年明けぐらいに、ようやくサービスインできそうになったと、喜んでいたその時、   新型コロナウィルスの脅威が襲いかかってきました。   飲食業界が大打撃を受けたのと同じように、 ファッション業界についても、人々がお出かけしなくなってしまったため、大打撃を受けることとなりました。 宮城興業様も、例外なく打撃を受け、OEMでの受注生産の売り上げがほぼなくなってしまうという状態に・・・。 新規事業ができる状態ではないと、またもやペンディングとなってしまいました・・。   今もまだ、ウィルスの脅威は収まる気配を見せません。...